星空の思索

最も眩しい暗闇—— 見えないものが、すべてを支えている

天の川の最も眩しい中心にある、完全な暗黒「Sagittarius A*」。見えない中心が銀河の軌道を支えるように、人生の深い喪失もまた、形を変えて私たちの心を静かに支えている。宇宙と人の心が織りなす、見えないつながりの物語。
音楽と思索

原田真二の「黙示録」が暴くまどろみと生の境界線

チェンマイのカフェで響くアコギの音色から、18歳の天才・原田真二の名曲「黙示録」へ。着地しない下降メロディと静寂のアウトロのなかに、現実とまどろみの境界線を見つめる、光と影の音楽エッセイ。
星空の思索

暗い場所では、次の光が準備されている

何もないように見える暗黒星雲では、今この瞬間も新しい恒星が生まれている。私たちの心の暗い夜にも、まだ見えない次の光が育っているのかもしれない。
スピリチュアルな日常

クリシュナとの対話、境界線が溶けるとき

ノンデュアリティがわからない、と言った私に、クリシュナは川を指さした。「川が海になる場所——どこだかわかるか?」境界線を探し続けてきた私が、夢の中ですでに答えを見ていたとは知らずに。
暮らしの風景

チェンマイの煙霧と日本の食卓の境界線

東京の澄んだ青空の下で考えた。チェンマイを灰色の霧で覆うあの煙は、本当に「あちら側」だけの問題なのだろうか。私たちが手にする安価な鶏肉と、遠い空を焦がす炎。その見えない境界線を辿る。
成熟のレッスン

小猿のパンチくん:しなやかなレジリエンスと自立

市川市動植物園の小猿パンチくん。大猿に枝を捨てられても、どつかれても、何度でも「座り直す」彼の姿には、現代を生きる私たちが見習いたいしなやかな強さが宿っていました。自立へと歩み出す逞しい背中の記録。
痛みと光の間

ラーフーの抱擁と倍音の海〜 月食のマカブチャに寄せて

満月が影に呑まれる月食の夜、タイの聖日マカブチャを迎えた。僧侶たちの読経が「倍音」となり細胞を震わせ、黒き神ラーフーが月を抱く。光と影が交差する寺院で、三帰依の祈りとともに体験した魂の再誕の記録
星空の思索

銀河を仰ぎ、深淵に触れる夜

睡眠時間はわずか30分。チェンマイの秘境・ウィエンヘーンで迎えた極寒の夜、月が沈んだ瞬間に現れたのは、山の端からゆっくりと立ち上がる圧倒的な天の川だった。天頂を埋め尽くす「宇宙の深淵」と、その場で淹れてくれた温かいコーヒー。心震える星撮り紀行。
旅と思索

リス族〜伝統が息づく色鮮やかな鼓動

タイ北部の山深く、ウィエンヘーンで遭遇したリス族の新年。色鮮やかな衣装を纏い、地面を叩く独特のステップ。単なる祭りを超えた、民族の魂が混ざり合う神聖な一夜の記録。
痛みと光の間

建築家と、孤独という基音

若い頃の孤独は旋律だった。62歳のいま、それは基音のように鳴り続けている。仏陀の「建築家」とジョージア合唱を手がかりに、成熟した孤独の響きを見つめる。