境界線

星空の思索

最も眩しい暗闇—— 見えないものが、すべてを支えている

天の川の最も眩しい中心にある、完全な暗黒「Sagittarius A*」。見えない中心が銀河の軌道を支えるように、人生の深い喪失もまた、形を変えて私たちの心を静かに支えている。宇宙と人の心が織りなす、見えないつながりの物語。
音楽と思索

原田真二の「黙示録」が暴くまどろみと生の境界線

チェンマイのカフェで響くアコギの音色から、18歳の天才・原田真二の名曲「黙示録」へ。着地しない下降メロディと静寂のアウトロのなかに、現実とまどろみの境界線を見つめる、光と影の音楽エッセイ。
星空の思索

暗い場所では、次の光が準備されている

何もないように見える暗黒星雲では、今この瞬間も新しい恒星が生まれている。私たちの心の暗い夜にも、まだ見えない次の光が育っているのかもしれない。
スピリチュアルな日常

クリシュナとの対話、境界線が溶けるとき

ノンデュアリティがわからない、と言った私に、クリシュナは川を指さした。「川が海になる場所——どこだかわかるか?」境界線を探し続けてきた私が、夢の中ですでに答えを見ていたとは知らずに。
旅と思索

布一枚で繋がるリス族の父と子 『イクメン』という言葉が消える場所

リス族の村で目にする「赤ちゃんを背負う男たち」。言葉の壁という境界線を越えて、赤ちゃんのくしゃみの飛沫とともに飛び込んできたのは、どんな神秘的な占いよりも雄弁な、生の輝きと慈愛に満ちた笑い声だった。
音楽と思索

ベートーヴェンの四角い箱、溶け出す境界線

ずっとベートーヴェンが苦手だった。彼の音楽に感じる「四角い箱」のような窮屈さ。けれど、晩年の名曲や交響曲第7番の中に、私は境界線が溶け出すような「揺らぎ」を見つけた。音楽理論を超えて、自分の耳が選ぶ心地よさを信じたとき、世界は自由な響きに満たされていく。