朝、目を覚まして最初に吸い込む空気(プラーナ)。
そのエネルギーが、肺の奥へ、そして全身の細胞ひとつひとつへと静かに行き渡っていくのをイメージする。
そのあと瞑想に入って、意識を大きく広げる。
そしてもう一度、その意識を自分の存在の中心へとギュッと集めてみる。
すると、不思議とその日一日の「軸」が定まる。
(ここでグラつく日は、たいがい心が先にグラついている日だったりする。人生は正直だ)
夜、眠る前には、ほんの少しだけ時間を取って内省タイム。
その日に抱いた思い、口にした言葉、そして実際の行動は一致していただろうか。
知らないところで、誰かの心を傷つけてはいなかっただろうか。
今日の私は、宇宙の流れにスムーズに同調できていただろうか……
(たまに、盛大に逆流していた日もあるけれど)
正直なところ、凡人すぎるほど凡人の私には、これが完璧にできる日は滅多にない。
「あー、これは間違いなく来世持ち越し案件だな」と苦笑いしつつ、
それでも――昨日の私より、ほんの少しだけ優しくなれていたらいい。
そんな気持ちで、一日を閉じる。
Arvo Pärt(アルヴォ・ペルト)Spiegel im Spiegel(鏡の中の鏡)は、ティンティナブリ様式と呼ばれる、鐘の倍音を思わせる独特の書法で書かれた作品。
極限までそぎ落とされた音の中に、祈りにも似た静けさと、人間の心の奥の透明な部分が静かに浮かび上がる。タイトルの「鏡の中の鏡」は、無限に続く反射のイメージ。それは、私たちの意識や魂が、何層にも重なりながら奥へ奥へと続いていることを思わせませんか?



