音楽

音楽と思索

原田真二の「黙示録」が暴くまどろみと生の境界線

チェンマイのカフェで響くアコギの音色から、18歳の天才・原田真二の名曲「黙示録」へ。着地しない下降メロディと静寂のアウトロのなかに、現実とまどろみの境界線を見つめる、光と影の音楽エッセイ。
音楽と思索

私の推活

チェンマイで出会った若きロックバンド。かつて「ロックおねーちゃん」だった血が騒ぐ熱狂の夜。入場無料のライブバーで、お酒の弱い私が「追加注文」を繰り返す理由とは。文化を育てる側としての責任感と、音楽の原点「音を楽しむ」喜びを綴る。
瞑想

光と影の交差する場所で 〜 音楽と瞑想が融け合う覚醒した静寂

朝の光と影の境界を見つめながら、癒やしの先にある覚醒した静寂について。アルヴォ・ペルトの音楽とトンレン瞑想、そして通訳という「パイプ」の感覚が交差する、能動的な調律の記録。
音楽と思索

ベートーヴェンの四角い箱、溶け出す境界線

ずっとベートーヴェンが苦手だった。彼の音楽に感じる「四角い箱」のような窮屈さ。けれど、晩年の名曲や交響曲第7番の中に、私は境界線が溶け出すような「揺らぎ」を見つけた。音楽理論を超えて、自分の耳が選ぶ心地よさを信じたとき、世界は自由な響きに満たされていく。
音楽と思索

境界に立つ: Where Light Touches Shadow

水のように掴めないのに、心に残り続ける音。Agnes Obel「Riverside」に感じた境界線の揺らぎと、再生の直前の静けさ。
ロック/プログレ

ダイヤモンドと錆のあいだで〜ジョーン・バエズの終わらない記憶

思い出はダイヤモンドにも錆にもなる。ジョーン・バエズの「Diamond and Rust」は、失った愛にしがみつく歌ではなく、過去と共に静かに生きるための祈りのような一曲。
クラシック・現代

転調が描く循環の美|彗星撮影の夜に聴いた音楽

彗星を撮っていた夜、「永遠」という言葉が胸に残った。カッチャパーリアの転調は、宇宙の循環みたいに自然で、ミニマルな反復の中に深い動きがある。聴いているうちに、時間の概念がほどけていく。
ロック/プログレ

Aquarius 〜 夜明けを先に歌った音楽

ただの小学生の私が、ラジオで聴いて忘れられなかった「Aquarius」。『Hair』の時代の熱、義理の家族の反戦の記憶、そして今の星活が重なり、見えない星座の名を手がかりに「光を入れる」の余韻を辿る。
民族音楽・ワールド

ア・ヴィレッタ ― コルシカ島の魂が響く男声ポリフォニー

コルシカ島の男声ポリフォニー、A Filetta の歌声に触れたとき、祈りそのものが声になったような圧倒的な感動を覚えた。歴史と魂が宿る響きについての小さな音楽旅行記。
クラシック・現代

ちょっと大人なクリスマスの音楽たち

にぎやかなクリスマスソングが苦手なわたしが選ぶ、少し大人のクリスマス音楽。静かに心に灯りをともすような曲たちの話。