音楽

音楽と思索

境界に立つ: Where Light Touches Shadow

水のように掴めないのに、心に残り続ける音。Agnes Obel「Riverside」に感じた境界線の揺らぎと、再生の直前の静けさ。
クラシック・現代

転調が描く循環の美|彗星撮影の夜に聴いた音楽

彗星を撮っていた夜、「永遠」という言葉が胸に残った。カッチャパーリアの転調は、宇宙の循環みたいに自然で、ミニマルな反復の中に深い動きがある。聴いているうちに、時間の概念がほどけていく。
ロック/プログレ

Aquarius 〜 夜明けを先に歌った音楽

ただの小学生の私が、ラジオで聴いて忘れられなかった「Aquarius」。『Hair』の時代の熱、義理の家族の反戦の記憶、そして今の星活が重なり、見えない星座の名を手がかりに「光を入れる」の余韻を辿る。
民族音楽・ワールド

ア・ヴィレッタ ― コルシカ島の魂が響く男声ポリフォニー

コルシカ島の男声ポリフォニー、A Filetta の歌声に触れたとき、祈りそのものが声になったような圧倒的な感動を覚えた。歴史と魂が宿る響きについての小さな音楽旅行記。
クラシック・現代

ちょっと大人なクリスマスの音楽たち

にぎやかなクリスマスソングが苦手なわたしが選ぶ、少し大人のクリスマス音楽。静かに心に灯りをともすような曲たちの話。
音楽と思索

映画『メッセージ』× Max Richter:非線形な時間と生命の永遠性の思索

映画『メッセージ(Arrival)』が、非線形な時間と生命の永遠性への思索へと導く。マックス・リヒターの「On the Nature of Daylight」の静寂な響きが、ルクレティウスの思想を人間ドラマとして深く問いかける。
クラシック・現代

生は祝福 ― シベリウス~アンダンテ・フェスティーヴォがくれた静かな祈り

孤独や心の揺らぎの中で改めて感じる、「生は祝福」という感覚。シベリウス《アンダンテ・フェスティーヴォ》とともに思い出す、静かな祈りの時間。
ロック/プログレ

キング・クリムゾン『Islands』—島と海、分離とワンネス

地味と呼ばれがちな『Islands』は、私にとって深海の宝石だ。終曲「Islands」を島=自我、海=意識として聴くと、音が真理の体温を帯びはじめる。
クラシック・現代

音楽の原風景

幼稚園のバレエ発表会で出会ったサン=サーンス「白鳥」。人生初のシングルレコードを買ってもらった。YouTubeで古い映像を見返すたび、5歳の私は音楽に恋をしていたのだと思い出す。チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」は、子どもなのに「懐かしさ」で胸がきゅっとした、あの不思議。
瞑想

全ての存在は「音」から生まれる

すべての存在は「名と形」だけでなく、その奥に響く振動=音によって成り立っている。瞑想の中でその源へ触れるとき、私たちは外側の世界に左右されない、本来の意識の広がりへと還っていくのだと思います。