親しい人は知っているのだけど、実は一時期、本当に薄毛で悩んでいた。
分け目が広がり、500円玉以上の円形脱毛ができ、頭頂部はなんとなく涼しく…このままでは本気で「おじさん化」すると震えながら、しばらくウィッグ生活をしていたくらいだ。
それがいまではすっかり回復して、出産前ほどではないにせよ、出産後よりは確実に豊かになり、生え際の産毛が伸びすぎて少々邪魔なくらい(笑)。最近では「髪きれいね」と言われることもあり、当時の惨状を思うと夢みたいだ。
薄毛の始まりは出産後。
その後ずっと「なんとなく薄い気がする」という違和感を抱えつつ過ごしてきたが、決定的に悪化したのは4年ほど前。チェンマイを離れることになったり、仕事で辛い経験をしたり、親友を亡くしたり。精神的ショックの連続がきっかけだったのだろう。そして極めつけは、夫の急逝。誤解されたこと、自分の未熟さ、更年期、そして喪失感。2013年末から2015年までの間は、人生最大級の荒波だった。
(髪も一緒に流されていった…)
それでも時間は流れ、心も少しずつ回復し、できる範囲で頭皮を大切に扱い続けていたら、気がつけばウィッグを卒業し、いまこうして笑って話せるまでになった。ほんとによく生き延びたと思う。
というわけで、ここからは実際にやったことをまとめてみる。
その1:シャンプーをやめて湯シャン中心に
自然派シャンプーや石けんシャンプーを経て、思い切って湯シャンだけの時期を2年ほど。毎日洗わない。これはかなり効果を感じた。
ただし、ヒマシ油(キャスターオイル)で頭皮パックをするときだけはさすがにシャンプー必須。最近はブラックキャスター系のシャンプー&コンディショナーを取り入れ、2週間に1回くらいの頻度で併用している。
ヒマシ油を使うなら、オーガニック・コールドプレスのものを。
その2:毛染めはヘナ一択
白髪体質なので、長らくチェンマイのヘナを利用してきたが、一時期は染めることすら億劫になって放置。その後、とあるきっかけで再チャレンジし、良質なヘナに出会ってからは世界が変わった。
深い赤の自然な色味、トリートメント効果、そして頭皮のデトックス。
ラップしてタオルで巻いて、そのまま寝てしまう日もある。2〜3週間に1回くらいのペース。
その3:シャタバリ(アーユルヴェーダ)
更年期でホルモンバランスが乱れる → 髪にも影響あり。
イソフラボン、エクオールなど試したが、個人的に「合っている」と感じたのがシャタバリ。女性ホルモンのサポートだけでなく、免疫・エイジングケアにも良いと言われている。
その4:クラチャイ(オオバンガジュツ)ジュース
タイではおなじみのショウガ科の植物。
タイでクラチャイと言われているショウガ科の根菜。(学名:Boesenbergia pandurata、英名:Fingerroot)この強烈な絞り汁にライムと蜂蜜を入れて毎日飲んでいた。これは髪の毛に直接作用するというのではないのかもしれないけど(どちらかといえば脂肪代謝系w)、インドネシアでは「不老草」とも呼ばれているらしくてポリフェノール豊富、美肌にも効果があり、増毛に一役買っているかもしれないと思われる。
その5:素敵な男性にときめくこと
これは最近の話なのだけど、ポーランドからチェンマイの音楽祭に来てくれたテノール3人組。
もう、歌声は甘くて、見た目も爽やかで、歩く女性ホルモン活性装置みたいな人たちだった。
彼らが歌うたび、私の体のどこかでスイッチが入る感じがして、
「ちょっと待って、誰か止めて」って心の中で本気で叫んでいた(笑)
そして事件はプールサイドで起きる。
「ギャラの話があるから彼らに会いにいくね」とメッセージを入れたら、「プールにいるよ」と聞いた瞬間の私の心拍数の上がり方といったら、もう健康診断に見せたいレベル。
そこには、水着姿で笑いながらくつろぐテノールたち。
眩しい笑顔、濡れた髪、甘い声。
もうね、女性ホルモン工場がフル稼働。
「これ絶対、排卵の予感!髪にも効いてる!」って本気で思った。
体って正直。
ときめきって、立派なサプリだと思っている。
まとめ
結局、どれが効いたのかはわからない(笑)
でも全部ひっくるめて「自分を大切に扱い始めたこと」
それが一番の回復薬だったのだと思う。
今も抜け毛は普通にあるし、完璧とは言わない。
でももう、あの頃の「絶望的な頭皮」ではない。
そして何より、鏡を見るときの自分の心が軽い。
女性の薄毛は、笑いにできるまでが苦しい。
だからこそ、笑えるようになった今、この話を書いておきたかった。


