お寺階段ラバーのみなさん、世界階段愛好会チェンマイ支部理事長補佐のYUKAです、こんにちは。
2018年元旦早々、登ってきた。1300段を。
今回の階段はサムーン(Samoeng)の山の中、ドイ・ノック(Doi Nok)というお寺の階段。
ドイは「山」、ノックは「鳥」。つまり鳥山。
意気込みとしては、不死鳥フェニックスを制覇するくらいの気持ちで挑んだ。
遥か上へと続いていく階段を下から眺めれば、それはまるで空へ昇る龍のよう。
元旦から龍を登るなんて、なんと縁起がいいのだろう。
瞑想歴30年などとドヤ顔で言っている私は、もちろん一段一段、足の裏の感覚を意識しながらマインドフルに登る。
この前ブログに書いた「自然の恩恵を得る瞑想」なんかも当然やりつつ。
――が!!
登ってみたら……
階段を登り切った先は、まさかの駐車場だった。
境内に入ると、みんな涼しい顔で風景を背景にセルフィーを撮ったり、お祈りしたりしている。
汗で全身びしょ濡れの熟女になっているのは私だけ。
ONLY ONE。唯一無二。衝撃。
途中で水は飲み切ってしまったので、平静を装いながら優雅にお茶でも飲もうと、水筒のショウガ湯をぐぐっと飲んだ……はずが、思い切り気管に入り、静寂の寺院には不似合いな猛烈な咳。
しかも、入り込んだショウガ茶を少しでも吐き出そうとして、ゲホゲホ、ガーーッと痰を吐くような音になり、涙目。
ショウガ湯が気管に入った経験がある人ならわかる、あの猛烈な痛み。
苦行を乗り越えてフェニックス山を制覇した直後に、なぜこんなカルマが降りかかるのかと思った。
精神世界に真っ向から体当たりで生きる私としては、「世の中に偶然はない」わけで、これも必然。
全ての出来事に意味があると自分に言い聞かせ、そびえる仏塔のまわりを、三帰依文(仏・法・僧の三宝に帰依するお経)を唱えながら裸足で3周した。
2018年の健康と幸福、そして世界平和を祈り、今日の試練をありがとうございますと感謝し、
ガクガクになった膝をいたわりながら、再び1300段の龍の階段を降りていった元旦の午後だった。
サートゥ サートゥ サートゥ。
(サートゥ/ สาธุ / Sathu:仏教的な「アーメン」や「合掌」のニュアンス。タイ仏教で祈りの最後に唱える賛同と感謝の言葉で、三宝(仏・法・僧)への敬意を込めて三回繰り返す)




古タイヤを利用した擁壁





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