痛みと光の間

夫の誕生日 ― 虹とともに思い出す日

亡き夫の誕生日。止まった年齢と、追い越して生きていく私。それでも誕生日は毎年訪れ、記憶とともに祝われていく。虹の出た日に思うこと。
旅と思索

虐げられた人々

山奥の村で出会ったムラブリ族の暮らし。その静かな時間の中で感じたのは、「文明は誰の速度で進むのだろう」という問いでした。進歩の影に立たされる人たちの存在。そして、文明の側にいる私自身への視線——そのとき心に響いていた「ビドロ」の重たい音とともに振り返ります。
旅と思索

Phraeへの小さな旅 ― 藍染めと丘陵の風景の中で

藍染めの町 Phrae (プレー)で、布たちが新しい命を与えられていくのを眺め、そのあと丘陵へ。花吹雪のような蝶の舞いに心奪われながらも、その風景の裏側にある人の営みを思った旅の記録です。
生と死

カリール・ジブラン『預言者』―― 死と苦しみをめぐる静かな慰め

レバノンの詩人、カリール・ジブランの『預言者』。愛や友情だけでなく「死」や「苦しみ」についても、静かな光のような言葉で語りかけてくれる本です。夫の死を経て、この本の言葉にどれほど慰められたことか。死は終わりではなく、祝福として受け取ることができる、そんなまなざしを、この本は手渡してくれます。
笑いと癒し

ドイノックの階段 — 1300段の龍と熟女の挑戦

チェンマイ郊外サモーンにあるドイ・ノック寺の1300段階段に挑戦した元旦の記録。龍のような階段、駐車場オチ、ショウガ湯事件、そして三帰依の祈り。笑いと修行が同居した階段体験エッセイ。
瞑想

大自然の恩恵を受ける瞑想

自然の中に身を置くたびに思い出す。わたしは孤独ではなく、大地と宇宙に繋がる自然の一部であるということ。その気づきから生まれる、呼吸とイメージの瞑想について。
民族音楽・ワールド

ア・ヴィレッタ ― コルシカ島の魂が響く男声ポリフォニー

コルシカ島の男声ポリフォニー、A Filetta の歌声に触れたとき、祈りそのものが声になったような圧倒的な感動を覚えた。歴史と魂が宿る響きについての小さな音楽旅行記。
旅と思索

断崖の上の天空寺院へ──初めて訪れた Wat Chalermprakiat

ランパーンの断崖に建つ天空寺院 Wat Chalermprakiat を初めて訪れた日の記録。急な階段と絶景、そして風と鈴の音に包まれた静かな幸福の時間。
クラシック・現代

ちょっと大人なクリスマスの音楽たち

にぎやかなクリスマスソングが苦手なわたしが選ぶ、少し大人のクリスマス音楽。静かに心に灯りをともすような曲たちの話。
笑いと癒し

薄毛と涙と、ときどきテノール歌手

更年期、喪失、ストレスと一緒にごっそり抜けた髪。そこから笑いと実践でここまで復活した、かなり本気で役立つ話。