音楽理論

音楽と思索

ベートーヴェンの四角い箱、溶け出す境界線

ずっとベートーヴェンが苦手だった。彼の音楽に感じる「四角い箱」のような窮屈さ。けれど、晩年の名曲や交響曲第7番の中に、私は境界線が溶け出すような「揺らぎ」を見つけた。音楽理論を超えて、自分の耳が選ぶ心地よさを信じたとき、世界は自由な響きに満たされていく。