グリーフ

生と死

天使以外の呼び方が見つからない

夫が旅立つ2日前に生まれた初孫。会えないまま逝った夫はフルネームを何度も呼び、家中を歩き回って喜んだ。三ヶ月後に抱いた柔らかさとおっぱいの匂いで、やっと息ができた。命は引き継がれ、いま小5の彼もやっぱり天使。
痛みと光の間

解決ではなく生き直し〜喪失のあとに起きること

「時間が解決するよ」と言われるたび、みぞおちにむなしさが落ちる。喪失は問題ではなく、世界の形が変わる出来事。私がしてきたのは解決ではなく、生き直しだった。
生と死

年月を経て読み直す『預言者』—— 死から生へひらかれる視線

2018年に書いた『預言者』の記事を、2025年の年末の今、あらためて読み返してみた。同じ言葉なのに、胸に届く意味はまるで違っている。死を見つめていた視線は、生きている私自身へと静かに反転していた。年月とともに息を変えるジブランの言葉と、いまの私の立ち位置について。
痛みと光の間

いま、つらさの中にいるあなたへ

痛みの中にいるときでも、心の奥には消えない静かな灯りが残っている。その光にふっと触れられたとき、私たちの歩みはもう始まっているのだと思う。
記憶の風景

人生の後半に残る友情と夫の思い出

夫が他界してからも、変わらず声をかけ続けてくれたご近所の夫婦。家族でもなく、長い歴史を共にした友人でもない。それでも残ってくれた縁の温度を、メーリムの夜風の中で静かに受けとめた一夜の記録。
成熟のレッスン

寂しさを超越する

寂しさに揺れながらも、もう一度「孤独を楽しむ強さ」を取り戻したい。精神性と人生経験から見つめた、寂しさを超えていくための心の旅の記録。
痛みと光の間

夫の誕生日 ― 虹とともに思い出す日

亡き夫の誕生日。止まった年齢と、追い越して生きていく私。それでも誕生日は毎年訪れ、記憶とともに祝われていく。虹の出た日に思うこと。
生と死

カリール・ジブラン『預言者』―― 死と苦しみをめぐる静かな慰め

レバノンの詩人、カリール・ジブランの『預言者』。愛や友情だけでなく「死」や「苦しみ」についても、静かな光のような言葉で語りかけてくれる本です。夫の死を経て、この本の言葉にどれほど慰められたことか。死は終わりではなく、祝福として受け取ることができる、そんなまなざしを、この本は手渡してくれます。
痛みと光の間

グリーフのサバイバル術

愛する人を失った痛みと孤独のただ中で、それでも毎日を生き延びるために必要だったこと。2016年の私が、グリーフの渦中で書き留めていたサバイバルの知恵と心の記録。
痛みと光の間

グリーフを信頼する

深い喪失のただ中にいた頃、私はグリーフについて書いていた。悲しみは避けるものでも、急いで乗り越えるものでもない。グリーフを信頼し、その時間を生きることについての記録。