音楽

音楽と思索

境界に立つ: Where Light Touches Shadow

水のように掴めないのに、心に残り続ける音。Agnes Obel「Riverside」に感じた境界線の揺らぎと、再生の直前の静けさ。
心に宿る星

スピカと、記憶のほうからやってくる時間

那須の夏の西の空に、乙女座のスピカが静かに浮かんでいた夜。家族の何気ない時間と、ヤコブ・ミュールラッドの音楽が、記憶のほうからふいに近づいてくる。
記憶の風景

香りの記憶、音の記憶 

友人が庭から摘んだピンクのバラの香りに包まれ、To a Wild Roseを口ずさむ。コロラドの野ばらと子供たちの小径がよみがえり、香りと旋律がチェンマイの今を照らす。形のない記憶が、心の深部で私をつなぎ直す。
痛みと光の間

sonder が micro-shift になるとき

見知らぬ人にも祈りや悲しみが流れている――sonderに触れたとき、世界が少しやわらかく見えた。micro-shiftを導く音、Nils Frahm“Ambre”。
成熟のレッスン

過ぎ去るものの美しさ

雲の流れを見ていると、形はほどけて遠ざかり、消えていく。手放すことは失うことではなく、次に訪れる静けさと出会うこと。BGMはPhilip Glass「Madeira River」。時間の表面を撫でる旋律。
クラシック・現代

ドビュッシー前奏曲集第1巻10番「沈める寺」〜共鳴する和音の波にのまれて

ドビュッシー「沈める寺」に呑まれる。海底都市イースの伝説、鐘、祈り、和音の色彩。2002年に作成したフォトコラージュとともに。
ロック/プログレ

一生モノの愛聴盤〜Brian Eno『Another Green World』

15歳の私は、Eno『Another Green World』の1曲目「Sky Saw」に驚いて針を戻した。でも最後まで聴いた瞬間、世界が変わった。旅の記憶と重なる「The Big Ship」、FrippとPercy Jonesの手触りまで。