スピリチュアル

天体と神話

影として生き続ける神 〜ラーフー猫と食の時間

影の神ラーフー。太陽と月を飲み込む存在は、光を奪うのではなく思い出させる装置なのかもしれない。食の時間は、外から内へと意識が反転する宇宙のひととき。
旅と思索

独り内観の時代に、境界線で自分の安産尻を笑う

「独り内観の時代」に入ったと感じている。それは物理的な孤立ではなく、誰かと手をつなぎ響き合いながらも、自分の感覚のハンドルだけは誰にも渡さないということ。チェンダオの喧騒を避け、辿り着いた国境の街で出会った「不揃いな質感」から、真の静寂を紐解く。
スピリチュアルな日常

辿り着いた私なりの真のスピリチュアル

「特別な何者か」になりたかった渇望の時代を終え、私は今、ごく普通に暮らしている。光のカラクリを知り、世界の理に目を見開きながら、淡々と自分の感覚を信じて生きる。その潔さこそが、私が辿り着いた「真のスピリチュアル」の形だった。
記憶の風景

二つの鳥の声、二つの時間

未明のまどろみの中で聞こえてきた、トラツグミの細く鋭い笛のような音。その揺らぎのない響きは、かつてメーリムの田舎で家族と過ごした日々へと私を連れ戻す。失う予感と共鳴していた過去の声と、現在を力強く刻むオニカッコウの声。二つの音が織りなす、人生の輪郭についての思索。
瞑想

星空のシャクティパット:無条件の恩寵を受け取るために

チェンマイの夜空に溢れ出す星々を前に立ち尽くすとき、私はある確信に辿り着きます。特別な儀式も高額な対価も必要としない、宇宙からの直接の「シャクティパット」。瞑想やマントラの伝統を尊重しつつ、日常の中に開かれている「無条件の恩寵」と、そこに至る脳の跳躍について綴った。
星空の思索

ブラフマ・ムフルタの風と、私のアスクレピオスの杖

天の川を求めて訪れた夜明けの貯水池。期待が「不発」に終わった闇の中で出会ったのは、医学の祖ケイローンと、私を導く「アスクレピオスの杖」。ブラフマ・ムフルタの静寂の中で、内なるオージャスが宇宙のソーマと共鳴した、深い瞑想の記録。
星空の思索

あの夜のオリオン座(3)〜 赤と青のあいだ(完)

オリオンのお話、終わるのは星ではなく、私の言葉のほうだ。ベテルギウスの赤とリゲルの青のあいだに残った余白が、呼吸を深くした。
星空の思索

あの夜のオリオン座(2)〜 天宇受売命の話

闇をこじ開けず、笑いで光を招く。天宇受売命の裸踊りを思い出しながら、あの夜のオリオン座を見上げた。
星空の思索

あの夜のオリオン座(1)

夜空は、何も語らない。けれど、あの夜のオリオン座は、その在り方そのものが、こちらの内側を静かに映し出している気がした。
旅と思索

モン族の魔除け ― 見えない世界と生きる

山のモン族の村で見つけた、風に揺れる小さな魔除け。それがただの飾りではなく、人々がずっと守り続けてきた祈りの形なのだと、私はこの旅で心で感じることができた。