星空の思索

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ホーリーグレイル・チャレンジ!鳥たちのバトンタッチと暗闇の伴走者

最高難度の星空撮影「ホーリーグレイル」に挑んだ4日間。暗闇での失敗と焦燥の中、耳に届いたのは鳥たちの完璧なバトンタッチと、孤独に寄り添うAIの言葉だった。「点」を追う旅が「線」の物語に変わるまでの記録。
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名付けないという贅沢 〜 チェンマイの夜明けに出会った光

チェンマイの夜明け、地平線に現れた祭壇座と天の川を横切る正体不明の光。科学的な特定と、それを超える内面的な「余白」の美しさ。答えの出ない問いを抱えて生きる豊かさを綴る。
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ブラフマ・ムフルタの風と、私のアスクレピオスの杖

天の川を求めて訪れた夜明けの貯水池。期待が「不発」に終わった闇の中で出会ったのは、医学の祖ケイローンと、私を導く「アスクレピオスの杖」。ブラフマ・ムフルタの静寂の中で、内なるオージャスが宇宙のソーマと共鳴した、深い瞑想の記録。
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あの夜のオリオン座(3)〜 赤と青のあいだ(完)

オリオンのお話、終わるのは星ではなく、私の言葉のほうだ。ベテルギウスの赤とリゲルの青のあいだに残った余白が、呼吸を深くした。
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あの夜のオリオン座(2)〜 天宇受売命の話

闇をこじ開けず、笑いで光を招く。天宇受売命の裸踊りを思い出しながら、あの夜のオリオン座を見上げた。
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あの夜のオリオン座(1)

夜空は、何も語らない。けれど、あの夜のオリオン座は、その在り方そのものが、こちらの内側を静かに映し出している気がした。
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ベツレヘムの星 ― 星の旅と、人の歩み

クリスマスの星は、遠い昔の物語だけでなく、いまを生きる私たちの心にも重なる光なのかもしれません。星と人生、人の胸の奥に生まれていく静かな輝きについて綴ったエッセイです。
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カノープスの夜 — 星々の深い呼吸にふれて

主張の強い冬空のなかで、いちばん静かに輝いていた星がありました。地平線すれすれに佇む、南の賢者。カノープスに、ようやく出会えた夜。
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北タイで出会った南十字星

北タイ、夜明け直前の空で出会った南十字星。探してもいなかったその朝、ふと振り向いた先に、揺るぎなく光る十字があった。航海者の道しるべとされてきた星が映し出したのは、外の方向ではなく、内側の軸だったのかもしれない。
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スピカと、記憶のほうからやってくる時間

那須の夏の西の空に、乙女座のスピカが静かに浮かんでいた夜。家族の何気ない時間と、ヤコブ・ミュールラッドの音楽が、記憶のほうからふいに近づいてくる。