雨季のチェンマイ、天の川の最深部へ

天の川と女性 星空の思索
チェンマイの雨季に見る天の川〜アンタレスと再生の夜・Brian Enoとともに

雨季のチェンマイ。
ちょっとした晴れ間を狙って、お山へひとり様ドライブ!
ああ、晴れてて嬉しい!
夜空を仰ぐと、そこに広がるのは天の川の最深部。
お月さんの光があるにもかかわらず、その見事な姿を見せてくれた。

いて座の方向には、太陽の400万倍もの質量をもつブラックホールが潜んでいるそう。
想像するだけでゾワッとして鳥肌が立つのは、何度も星空を眺めてきた今も変わらない。
私の人生の悩みや苦しみなんて、宇宙規模で見れば存在しないも同然だと思えてくる。

天の川
チェンマイ郊外サムーンから天の川の中心をみる

さそり座には赤く輝くアンタレス。
古代から「死と再生」を象徴すると言われている。
そしていて座は、未来へ矢を放つ射手。
闇と光、終わりと始まり。
人生もまた、このふたつが交差しながら進んでいくのだと思う。
私自身も何度か「もう終わり」と感じては、そこから再生してきた。
ただし肉体はそういうわけにはいかず、再生し経験値が増えるたびに、シワやたるみも着実に増えていくんだけどね(笑)。

暗黒帯に覆われた天の川の奥深くでは、星々が密やかに生まれ、死に、そして再び輝きを放っている。
その姿は、見えない場所で私たちの魂も同じように変容を繰り返していることを思い出させてくれる。

壮大な宇宙を前に、心の奥が静かに震えるような瞬間。
…とはいえ、現実の私は虫よけスプレーを忘れ、蚊と戦いながら撮影していった。
あいつら、服の上からでも平気で刺してくるからね!

✨ 星々の鼓動と、地上の笑い。どちらも私の宇宙の記憶。

Brian Eno の An Ending (Ascent)

そしてBGMには、Brian Eno の An Ending (Ascent)。
この曲を初めて聴いたのは二十歳のとき。
アフリカに持っていったウォークマンに入れたカセットテープで、レイクバリンゴの畔で満天の星空の下、耳を澄ませたあの夜を思い出します。
あの曲をいま再び、この天の川とともに。

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