microshift mindset
気づいてみれば、私はもう長いあいだ、これを実践してきたのかもしれない。
「マイクロ・シフト」――小さな喜びに意識を向けるということ。
ときどき、辛いことを思い出して胸が苦しくなり、息が浅くなる。
心臓がドキドキして、世界がぐっと狭く感じられる夜。
そんなときは、そっと目を閉じて呼吸を感じる。
「いま、私はつらいんだな」と静かに見つめる。
瞑想のように、ただその感情を見守っていると、
波のような痛みが少しずつ遠のいていく。
そして、窓を開けて空を見上げる。
闇の向こうに、星がひとつ瞬いている。
それを見つけただけで、胸の奥に小さな光がともる。
遠い宇宙の果てで、いまもその星は燃えていて、
その途方もない時間を超えて光がここに届いている。
そのことを思うと、不思議と心が広がっていく。
私が見ている星の光は、もしかしたらもう存在しない星のものかもしれない。
それでも光は、いま確かにここにある。
消えてもなお届く光・・・なんてすごいんだろう。
きっと人の想いも、そんなふうに残る。
私たちの中にもある、希望や祈りと同じものだと思う。
テーブルの花の色、流れる音楽の旋律、
出来たばかりの料理の香り。
そういう「好き」が小さく集まって、心の中に光を点けてくれる。
星と同じように、静かにこの瞬間を照らしている。
大きな奇跡を求めなくてもいい。
たったひとつ、何かを「きれいだな」と思えた瞬間、
それが世界を変える小さな意識の転換――マイクロ・シフト。
今日もまた、星たちと呼吸を合わせながら、
小さな光の方へ、心を向けて生きている。
おはよう。
今日もまた、小さな光の方へ、心を向けて生きていこう。



